茶の湯教養講座
(青山グリーンアカデミー)

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茶の湯への理解を深めるための教養講座をオンラインで開催しています。

パソコン・タブレット端末・スマートフォンのいずれかと、メールアドレスをお持ちであれば、どなたでも受講いただけます。

初めての方にも丁寧に対応させていただきますので、この機会にぜひ受講をご検討ください。

見逃し配信も行っています。日本各地、海外からも参加いただけます。

講座紹介

《消息を読む》講座
「崩し字によって書かれる手紙を読む」

この講座では安土桃山・江戸初期の手紙をとりあげ、崩し字を解読する事により、書の崩し方を学びます。

お茶席の床に飾られる武将や僧侶、公卿など様々な手紙を多角的にとりあげます。

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《茶の湯文化学》講座
「茶事の世界」

先達から茶事の楽しみ方を学ぶとともに、主客それぞれの視点で茶事を考えます。

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《茶の湯茶書》講座
「稲垣休叟『松風雑話』を読む」

テキストを入口に、さらに茶の湯の世界がひろがります。

茶の湯の研究の第一人者による楽しい講義が魅力の講座です。

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《茶の湯概論》講座
「茶の湯初心者を教える先生のための講座」

稽古を始めて間もない人を指導している教授者を主たる対象に、茶の湯に関わる様々な分野の基礎的な知識を確認し、日頃の指導の一助とする事を目指す講座です。

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《茶の湯の美》講座
「茶道具を見る」

茶道具の見どころ、鑑賞方法について改めて学びます。

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《消息を読む》講座

「崩し字によって書かれる手紙を読む」

先人達の生き生きとした横顔が伝わる丁寧な解説が好評の講座です。

初めての方もぜひご一緒に学びましょう。

この講座では安土桃山・江戸初期の手紙をとりあげ、崩し字を解読することにより、書の崩し方を学びます。本阿弥光悦、近衛信尹、松花堂昭乗、沢庵宗彭、小堀遠州をはじめ、お茶席の床に飾られる武将や僧侶、公卿など様々な手紙を多角的にとりあげます。オンライン開催でも、画面を通して現物の細部までご覧いただけるよう工夫しております。そして、それを書いた人やその歴史的背景を知ることで、いっそう美術品としての鑑賞も深まります。

書の世界を楽しみながら、読解力を養いましょう。

第1回
4月16日(火)
第2回
5月21日(火)
第3回
6月04日(火)
第4回
7月16日(火)
第5回
9月10日(火)

※いずれも、13:30~15:30

《茶の湯文化学講座》

「茶事の世界」

第1回
4月23日(火)

茶会記の読み方の記録

神戸松蔭女子学院大学教授橘 倫子

茶会記は日記の一種で、自らが亭主となって催した茶事・茶会の記録(自会記)や、客として招かれた茶事・茶会の記録(他会記)を備忘録として書き留めたものです。

様々な茶事・茶会の記録を通して、その内容や趣向だけでなく、筆者が何に興味をもち、どのような感想をもったのか、読み解きます。

第2回
5月28日(火)

懐石の歴史

茶道資料館顧問筒井 紘一

珠光による草庵茶が成立したことで、室町時代の式正料理本膳を略した懐石料理がはじまる。

天分2年(1533)にはじまる『松屋会記』を冒頭に、利休に至るまでの「懐石」の変化を比べてみたい。

第3回
6月25日(火)

茶懐石の基本

懐石辻󠄀留京都店主人平 晴彦

懐石には、多くの約束事や決まりがあります。

風炉の季節にはその季節の食材を、炉の時期には炉の季節の食材を使い、季節を大切にし、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちにお勧めするのが大切な基本です。

第4回
7月23日(火)

近代数寄者の茶の湯

山梨大学名誉教授齋藤 康彦

点前作法を問題とせずに、茶席に書画骨董を展示する新たなスタイルを築いたのは茶の湯を趣味とした近代数寄者であった。

明治前期~昭和40年代半ばにかけての第1世代~第4世代にいたる自由闊達な活動を解明する。

第5回
9月17日(火)

茶の湯と菓子

裏千家学園講師鈴木 宗博

四季折々茶事や茶会の中には古典的な菓子や亭主が考えた創作菓子が使われ、客はそれらを五感で感じ頂戴いたします。

講義では茶席の菓子の楽しさを感じて頂ければと思います。

※いずれも、13:30~15:30

《茶の湯茶書》講座

「稲垣休叟『松風雑話』を読む」

江戸時代に入ると、茶道逸話の書が次々に出版されていく。その最初は久須見疎安の『茶話指月集』だったわけだが、八十数話が収められているだけであった。次いで、近松茂矩によって『茶湯古事談』が編集されて三百五話に膨らみ、『茶窓閒話』と題されて出版された。

一方、今回取り上げる『松風雑話』の筆者稲垣休叟は、『茶道筌蹄』の著者としても知られている。『茶道筌蹄』は江戸時代を通じた一番のベストセラーの茶書であり、千家を学ぶ茶人の必読の書であった。休叟は膨大な茶書を読んで『茶道筌蹄』を著述したのだが、その中から、利休や宗旦をはじめとする多くの茶人の数寄雑談を編集したのが『松風雑話』である。

大変興味深い逸話が沢山収録された本書を、受講の皆様と共に楽しく読んでいきたいと思っている。

第1回
4月17日(水)
第2回
5月22日(水)
第3回
6月19日(水)
第4回
7月17日(水)
第5回
9月11日(水)

※いずれも、13:30~15:30

《茶の湯概論》講座

「茶の湯初心者を教える先生のための講座」

第1回
4月18日(木)

日本の庭園

有限会社重森庭園設計研究室代表重森 千靑

日本庭園は自然を慈しみ、その美しい風景に思いを馳せて作られました。

そこに理想郷としての思想や仏教的な意味合い、遠近法なども駆使して作庭されました。

据えた石の意味や、美的景観の作り方など、より深く鑑賞できるようなお話をしたいと思います。

第2回
5月23日(木)

日本の喫茶文化とその変遷

-平安・鎌倉期を中心に-

京都芸術大学非常勤講師橋本 素子

日本は、当時の先進国である中国から、平安初期までに煎茶法を特徴とする唐風喫茶文化が、院政期までに点茶法を特徴とする宋風喫茶文化が伝来しました。

それらが広まる様子を生産・流通・消費から見ていきます。

第3回
6月20日(木)

武家と茶の湯の精神

日本思想史・文化史研究家谷村 玲子

室町時代に茶の湯は武家文化の一環となる。本講義ではその後の歴史を、武家と茶の湯の視点から考える。

特に平和を実現した徳川時代の武家の茶の湯は、為政者としての精神性を茶の湯を通して語るものとなっている。

第4回
7月18日(木)

茶人の逸話

國學院大學文学部教授竹本 千鶴

江戸時代以降、次々と茶書が出版され、歴史にその名を残した茶人たちの逸話も書き留められました。

本講義では、武野紹鷗や千利休が生きた時代の史料をひもときながら、愛用の道具をめぐるエピソードなどを紹介します。

第5回
9月12日(木)

名物裂と茶道具

学習院女子大学教授福島 雅子

室町時代を中心に海を渡り日本に舶載された染織品のうち、特に名物茶器の仕覆や掛幅の表具裂として珍重されてきた裂類を、名物裂と呼びます。

この講座では、これらの名物裂の魅力や、茶道具や茶人との関係に迫ります。

《茶の湯の美》講座

「茶道具を見る」

第1回
4月25日(木)

茶入の見所・鑑賞方法

-茶入をこのようにみてきた-

東京藝術大学名誉教授竹内 順一

桃山時代の茶会記には、唐物茶入のテクニカル・タームが頻出する。

手形、爪痕、石間いしま帯、気包けくくむ、脛高はきだか、流下釉、露先、剥底へげそこなどである。

これらを駆逐して死語にしてしまったのは、あの『大正名物鑑』である。

このことを追跡する。

第2回
5月30日(木)

掛物・床飾り

裏千家今日庵業躰藤谷 宗等

茶室の中で一番重要な位置を占めるのが床の間です。

茶室に入って先づ最初に拝見に行くのが床の間です。

その床の間の間の歴史、意義、茶道での約束事、荘り付けなどをお話申し上げたいと思います。

第3回
6月27日(木)

漆の茶道具

美学博士、MOA美術館・箱根美術館 館長内田 篤呉

茶の湯は時代と共にその様態や道具が変化していきました。

桃山時代には茶入に代わって塗物の茶器を用いた代表的な茶人が千利休でした。

利休に連なる千家茶道では濃茶の器に棗を多用しています。

本講座では、棗の歴史を中心に塗物の茶道具について概観してみたいと思います。

第4回
7月25日(木)

茶の湯と絵画

大和文化館学芸部課長宮崎 もも

茶の湯の世界で愛されてきた絵画を取りあげます。

古くより珍重された中国・宋時代の名品や、現代でも掛ける機会の多い日本・江戸時代の作品を中心に、豊富な拡大画像で紹介し、その見所について語ります。

第5回
9月19日(木)

茶碗

東京国立大学博物館主任研究員三笠 景子

東アジア各地で焼かれ、茶碗として取り上げられて守り伝えられてきたその歴史を概観することで、あらためて日本のやきもの、そして茶の湯文化の魅力を学びます。

継続講座講師紹介

当講座では、茶道をはじめ広く日本文化に造詣が深い講師が指導にあたっています。

《消息を読む》講座

増田 孝

愛知東邦大学客員教授 博士(文学)・書跡史家

プロフィールはこちら

《茶の湯茶書》講座

筒井 紘一

茶道資料館顧問

プロフィールはこちら

増田 孝

1948年生まれ。東京教育大学卒業。博士(文学)。
愛知文教大学教授、学長を経て、現在、愛知東邦大学 客員教授。永青文庫評議員。
「開運!なんでも鑑定団」 鑑定士。

  • 『光悦の手紙』(1980年河出書房)
  • 『茶人の書』(1985年文献出版)
  • 『書の真贋を推理する』(2004年東京堂出版)
  • 『古文書・手紙の読み方』(2007年東京堂出版)
  • 『書は語る 書と語る-武将・文人たちの手紙を読む-』(2010年風媒社)
  • 『本阿弥光悦-人と芸術』(2010年東京堂出版)など

筒井 紘一

1940年福岡県生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学科 卒業。同大学院文学研究科修士課程日本文学専攻修 了。文学博士。現在、茶道資料館顧問、京都府立大学 客員教授。

著書に『茶書の系譜』(文一総合出版)、『茶人の逸話』 『懐石の研究』『茶書の研究』『茶人 交友抄』『南方録 (覚書・滅後)』『利休の逸話』『茶道具は語る』『記憶に 残る茶事を催すコツ』『現代語でさらりと読む茶の古典 茶窓閒話』『知って得する茶道のいろは』(共に淡交社) など多数。

受講の流れ

従来、受講者ご自身で「事前登録」を行っていましたが、今期より毎月事務局で一括して登録を行う事になったため、視聴方法の流れが変わりました。

①お申込み

専用フォームよりお申込みください。


kouza@chado.or.jpから5日以内に
【受付完了】メールが届きます。

メールの内容を確認し、受講料をお振込み
ください。

②ライブ配信(生配信)の視聴方法

毎月、開講日の約1週間前にZoomから
【事前登録完了】メールが届きます。


【事前登録完了】または講座前日の【リマインダー】メールのリンクからZoomウェビナーに接続してご視聴ください。

難しいところは事務局が
サポートします。

難しいところは事務局が
サポートします。

③オンデマンド配信(録画配信)の視聴方法

毎回、受講者全員にオンデマンド配信の視聴のご案内メールが届きます。

1週間前であれば、何度でも視聴できます。

こんな時ぜひご活用ください。

☞講義の内容を復習したい

☞ライブ配信を見逃してしまった

お願い:配信内容の録画や受講を申し込まれた方の以外への公開は固く禁止いたします。

受講に必要なもの

①インターネット環境
②パソコン・スマートフォン・タブレット
③メールアドレス

受講料

《消息を読む》講座(オンライン受講)

16,500円

全5回

※賛助会員は13,200円

《消息を読む》講座(会場+オンライン受講)

18,700円

全5回

※賛助会員は15,400円

《茶の湯文化学》講座

16,500円

全5回

※賛助会員は13,200円

《茶の湯茶書》講座

14,300円

全5回

※賛助会員は11,440円

《茶の湯概論》講座

14,300円

全5回

※賛助会員は11,400円

《茶の湯の美》講座

14,300円

全5回

※賛助会員は11,400円

※賛助会員特典として、受講料が割引になります。

賛助会員制度はこちら